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『102回目のプロポーズ』に賛否!前作を超えられない理由とは?

34年ぶりに続編が制作されると発表され、大きな注目を集めている『102回目のプロポーズ』。

伝説の名作『101回目のプロポーズ』からの待望の続編ということで期待の声がある一方で、すでにネット上では「賛否」の意見が飛び交っています。

「前作が偉大すぎて超えられないのでは?」
「今の時代に同じ空気感を再現するのは難しいのでは?」

そんな声が聞こえてくるのも、長年愛されてきた名作ゆえの宿命かもしれません。

今回は、『102回目のプロポーズ』が“前作を超えられない”と言われてしまう理由について、ファン目線で整理してみました。

この名シーンを改めて見つめ直してみましょう。

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この記事を書いた人:

yuka
1クール5本程度のドラマを厳選して見ています。
ワクワクするドラマに出会えるのが毎シーズンの楽しみです。
リアタイで全話ドラマの感想やロケ地情報まで更新しています。
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一緒にドラマを楽しみましょう^^

『102回目のプロポーズ』賛否の理由


『102回目のプロポーズ』が“前作を超えられない”と言われてしまう理由について、ファン目線でまとめてみました!

  1. 前作が名作すぎる!続編のハードルは常に高い
  2. 平成初期と令和では“求められるドラマ像”が違う
  3. キャスト起用への賛否も
  4. 名曲『SAY YES』の功績はあまりにも大きい
  5. 新しいドラマとして見るのが無難

\平成と令和の価値観の違いもこちらの記事で詳しく書いています!/

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前作が名作すぎる!続編のハードルは常に高い

『101回目のプロポーズ』といえば、90年代を代表する恋愛ドラマの金字塔。

視聴率は毎回20%を超え、最終回は36%という驚異の数字を記録しましたドラマです。

今じゃあり得ない数字ですよね!

達郎の不器用だけど一途な愛情、薫との切ないラブストーリー、そして伝説の名ゼリフ「僕は死にましぇん!」――これらすべてが当時の空気感と合わさって、多くの人の心に刻まれました。

そんな“歴史的名作”の続編となれば、注目度も高まりどうしてもハードルが上がってしまうのは仕方のない事です。

ドラマの世界では「名作の続編はこけやすい」とよく言われますが、それは前作の評価があまりに高すぎて、どうしても比較されてしまうから。

ファンが期待する「懐かしさ」と、新しい視聴者が求める「新鮮さ」。この両方を満たすのは至難の業といえそうです・・

平成初期と令和では“求められるドラマ像”が違う

『101回目のプロポーズ』が放送されたのは平成初期。

携帯電話もSNSもなく、人と人が直接ぶつかり合う“濃い恋愛模様”がテレビドラマの大きな魅力でした。

視聴者は「真っ直ぐで不器用な愛」「大げさなくらいの純愛表現」に心を動かされたんですよね。

でもこれは平成初期による特徴的なものでもあります。

ところが令和の今は、恋愛ドラマに求められるものが大きく変わっています。

よりリアルで自然な恋模様、SNS時代を意識した等身大の会話、スピード感ある展開――そうした要素が“共感できるドラマ”として好まれる傾向があります。

つまり、前作のような「命をかけた愛」や「劇的なプロポーズシーン」は、令和の視聴者には少し“古臭く”見えてしまう可能性があるんです。

もちろん、それを逆に“懐かしさ”として楽しむ人もいますが、両世代を同時に満足させるのはなかなか難しいチャレンジといえそうです。

キャスト起用への賛否も

続編が発表されてから特に話題になったのが、キャストの顔ぶれ。

唐田えりかさん、せいやさん(霜降り明星)、伊藤健太郎さんといった、いずれも注目を集める俳優・芸人がそろいました。

ただ一方で、「なぜこのキャスティングなのか?」という声も少なくありません。

唐田さんや伊藤さんについては過去に世間を賑わせた出来事があったことから、ネット上では「話題性集めでは?」と指摘する声も。。

もちろん“復帰作として応援したい”というポジティブな声もあります。

こうしたキャスティングへの賛否は、視聴者の受け止め方によって大きく分かれる部分です。

制作側がどういう意図で起用したのか、そして演技や役柄によってどのように印象を変えてくれるのか――放送を見て初めて評価が固まっていくことになりそうです。

名曲『SAY YES』の功績はあまりにも大きい

『101回目のプロポーズ』を語るうえで欠かせないのが、CHAGE and ASKAの「SAY YES」。

当時はドラマのヒットと並行して大ヒット曲となり、累計売上は200万枚を突破!

主題歌とドラマが完全にリンクした“90年代恋愛ドラマブーム”の象徴となりました。

「プロポーズ=SAY YES」というイメージを多くの人が共有していたからこそ、物語の感動が倍増したとも言えます。

それほど強烈な記憶を残した名曲の存在は、続編にとっては大きなプレッシャー。

「SAY YESを超える主題歌はあるのか?」という声は、放送前からすでにネット上で見られます。

もちろん新しい主題歌にも期待は高まりますが、前作の音楽が持つ影響力を思うと、どうしても比較されてしまうのは避けられないでしょう。

もしくは、誰かがカバーしてくれるのも良いかもしれません!

\主題歌の予想はこちら/

新しいドラマとして見るのが無難

どうしても前作と比べてしまいがちな『102回目のプロポーズ』ですが、34年という月日はやはり大きいもの。

同じキャラクターが登場するといっても、時代背景も価値観もすっかり変わっています。

だからこそ、「あの名作の続編」としてではなく、「令和に生まれた新しいドラマ」として楽しむのが一番無難なのかもしれません。

その方が前作に思い入れがあるファンも少しは心穏やかにみられるはず。

前作のような感動を再現してくれるのか、それともまったく新しい愛の物語を見せてくれるのか――。

期待と不安が入り混じる今だからこそ、フラットな気持ちで放送を迎えるのが良さそうですね^^

まとめ

『102回目のプロポーズ』が“前作を超えられない”と言われてしまう理由について、ファン目線でまとめてみました!

  1. 前作が名作すぎる!続編のハードルは常に高い
  2. 平成初期と令和では“求められるドラマ像”が違う
  3. キャスト起用への賛否も
  4. 名曲『SAY YES』の功績はあまりにも大きい
  5. 新しいドラマとして見るのが無難

『102回目のプロポーズ』は、名作の続編だからこそ賛否の声が集まっています。

前作を超えるのは簡単ではありませんが、新しい時代にどう挑むのかに注目が集まります。

放送開始後、視聴者がどんな評価を下すのか――今から楽しみですね。

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