2025年度ドラマ ドラマレビュー

「しあわせな結婚」考察!ネルラは犯人?家族の秘密とは?

マリッジサスペンスとして話題の「しあわせな結婚」

阿部サダオさんと松たか子さんの好演が光るドラマでもあります。

数々の謎に包まれた不思議なドラマですが、謎もたくさんありSNS上でも考察が盛り上がっています。

レイラは犯人なのか?家族は何かを隠している?

様々な視点から今現在分かる考察をしていきます!

「しあわせな結婚」考察!


数々の謎に包まれた「しあわせな結婚」の考察をしていきます!

  1. 「しあわせな結婚」あらすじ
  2. ネルラの家族の秘密
  3. ネルラは犯人なのか?

「しあわせな結婚」の過去回を考察しながら振り返ってみませんか?↓↓

「しあわせな結婚」の過去回を振り返ってみませんか?↓↓

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「しあわせな結婚」あらすじ

ゆか
ゆか
簡単にあらすじを紹介するね!

弁護士の原田幸太郎(阿部サダヲ)は、世間の注目を集めるセンセーショナルな事件の裁判で無罪を勝ち取るかたわら、テレビ番組にも出演。

お茶の間から絶大な支持を得ているスター弁護士だ。本業と並行してワイドショーやクイズ番組で活躍するなど、多忙な日々を送っている。

ある日、幸太郎は討論番組の出演中に倒れ、病院に搬送される。

一命をとりとめた幸太郎だが、すでに親はなく、50年間独身主義を貫いてきたため、見舞いに来る人もいない。

ふいに猛烈な孤独感に襲われた幸太郎は、思わずエレベーターに乗り合わせた見知らぬ女性・鈴木ネルラ(松たか子)に声を掛けてしまう。するとネルラは突然持っていた紙袋を幸太郎に渡し、足早に立ち去る。

※公式ホームページより引用

ネルラの家族の秘密

まず、不思議な世界観を醸し出している一つに「鈴木家の謎」があるのではないか?

そのいくつかをピックアップしてみた。

  • 年の離れたレオの存在
  • 幸太郎を信用していない家族
  • 謎が残る仏壇の存在
  • 毎週の食事会

■ 年の離れたレオの存在──家庭の中の異質な「他者」

物語のなかで特に異質なのが、年の離れた少年・レオの存在である。

彼は家族の一員として受け入れられているように見えるが、その距離感は常に微妙だ。彼の存在は、夫婦関係の均衡に揺らぎを与え、物語全体にどこかしら不安定な空気を漂わせる。

レオの母親はレオを産んだ時に亡くなっていて、そのこともあり彼に気遣う家族も異様な雰囲気を醸しています。

■ 幸太郎を信用していない家族──見えない断絶

家族は、結婚の「しあわせ」を象徴する要素であるべきだ。

しかし、物語において主人公の夫・幸太郎は、その家族からいまだに完全には信用されていない。

彼の言動に対して向けられる疑念や無言の圧力は、結婚生活における安心感とは程遠い。

これは、「愛」や「信頼」によって築かれるはずの結婚という制度に対して、視聴者に静かな問いを投げかけています。

■ 謎が残る仏壇の存在──記憶の封印と語られない過去

仏壇の存在は、物語に重層的な意味を与えている。

誰を弔っているのか、なぜそこにあるのか──そうした情報はあえて明かされず、物語の背景に不気味な沈黙を落としています。

仏壇は“過去”を象徴する装置であり、それが明かされないということは、家族の中に語られることのない「秘密」が存在していることを示しているのではないか?

その沈黙こそが、登場人物たちの言動の根底にある“何か”を物語っているようにも見える。

■ 毎週の食事会──形式化された「しあわせ」の儀式

そして忘れてはならないのが、毎週行われる家族の食事会である。

一見、家族の絆を深める美しい習慣のようだが、その規則性と緊張感は、どこか儀式的で息苦しい。

誰かが少しでも空気を乱すと、場の空気がぴたりと止まる。そこには“家族”という幻想を維持するための無言の同調圧力が感じられる。

言い換えれば、それは「しあわせ」を演じるための舞台装置でもないでしょうか。

ネルラは犯人なのか?


私たち視聴者がもっとも関心を惹かれるのが「本当にネイルが元カレを殺害したのか」というところではないでしょうか?

■ ネルラの記憶喪失と“事故”──誰が真実を葬ったのか?

物語で示唆される、ネルラの「前の彼」の死。

階段から転落したという事故は、一見ただの不幸な出来事に見える。

実際に元カレの死は事故という事で一度は決着がついています。

しかし、ネルラがそのときの記憶を失っているという事実は、偶然という言葉では片付けられない不気味さを含んでいる。

彼女自身も、自分が何をしたのか、何が起きたのかを正確には覚えていない。

これは、単なる記憶喪失というより、“真実を拒否する無意識の防衛”のようにも映る。

つまり、彼を突き落としたのがネルラ自身であった可能性を、無意識のうちに彼女は知っているのではないか──。

この「記憶の空白」は物語における最大のブラックボックスであり、彼女自身も「自分は本当に“しあわせ”を手にしていいのか?」という問いを呼び起こしています。

そしてこの過去の謎は、現在の“しあわせな結婚”という舞台の脆弱さを象徴するものとも言える。

仏壇の存在がこの“彼”のものだとすれば──すべてが急に一本の線でつながってしまう。


■ 幸せを築くには、過去を忘れるしかないのか?

ネルラの曖昧な記憶、レオの異質な存在、幸太郎をめぐる家族の不信、儀式のような食事会──これらはすべて、「しあわせな結婚」という言葉の下に塗り込められた歪みである。

特に、ネルラがかつて手にかけたかもしれない命という重い過去は、「新しい幸せ」を築くために過去を忘れるという選択がどこまで許されるのかを問う。

もし“しあわせ”が、過去の悲劇を黙殺し、真実を見ないことでしか成り立たないのだとすれば、それは果たして「本当のしあわせ」なのだろうか?

一方でネルラが犯人でない線もかなり有効であり、幸太郎との絆が真実を導き出す結末であることを願わずにはいられません。

まとめ

「しあわせな結婚」の考察をしてみました!

  1. 「しあわせな結婚」あらすじ
  2. ネルラの家族の秘密
  3. ネルラは犯人なのか?

まだ謎の残る「しあわせな結婚」。

今後の展開で色々と明かされていくことが期待されます。

今後の展開次第で考察を追記していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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