2025年度ドラマ ドラマレビュー

もしもこの世が舞台なら 視聴率が低い理由! 1話で止めるのはもったいない?

10月1日にスタートしたドラマ『もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう』

放送前からSNSでは「ついに始まる!」「キャストが豪華すぎる」「これは事件級」と大きな話題となり、注目度はこの秋ドラマの中でも群を抜いていたドラマです。

ところが、期待値の高さとは裏腹に、放送翌日に話題となったのは意外にも“低めの視聴率”。

果たして「もしがく」の視聴率は本当に低いのでしょうか?

今回は、そんな本作の視聴率の推移と「視聴率が低い」と言われる理由を整理しながらも、実は2話以降でしっかり面白くなっている“巻き返しの兆し”について見ていきたいと思います!

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yuka
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『もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう』視聴率が低い理由


話題のドラマ「もしがく」の視聴率が低い理由についてまとめてみました!

  1. 『もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう』視聴率
  2. 第1話は“エピローグ的”構成でちょっと失速?
  3. 「三谷幸喜×豪華俳優陣」ゆえのハードルの高さ
  4. 2話以降は“三谷節”が本領発揮! 1話で離脱はもったいない
  5. 後半の視聴率に期待! 巻き返しのチャンスはまだある
  6. 裏番組が「ESCAPE」

『もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう』視聴率

まずは「もしがく」の現時点までの視聴率を見てみましょう!

1話視聴率・・・5.4%

2話視聴率・・・4.4%

3話視聴率・・・4.0%

4話視聴率・・・3.7%

5話視聴率・・・3.8%

6話視聴率・・・3.3%

現時点までの視聴率になりますが、期待されていた初回からまずまずの視聴率となり、その後大きく視聴率を落とし

4話では3%台にまで落ち込んでいます。

これは過去の水曜ドラマと比較しても、決して高い数字とは言えません。

具体的な各話視聴率の考察と、過去の水曜ドラマとの比較はこちらで確認できます👇

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第1話は“エピローグ的”構成でちょっと失速?

初回から登場人物が一気に登場し、“誰が誰だったっけ?”と混乱したという声が多く見られました。

三谷幸喜さんらしい群像劇の魅力でもありますが、1話目ではそれぞれの人物像や関係性を把握しきれず、「話がなかなか動かない」「少しダラダラした印象」という感想も。

舞台裏を描く作品として、最初からド派手に盛り上げるというよりは、“物語の下地をじっくり描く”構成だったようです。

とはいえ、放送を楽しみにしていた視聴者にとっては、少し肩透かしな印象を受けた人も多かったのかもしれません。

「三谷幸喜×豪華俳優陣」ゆえのハードルの高さ

脚本が三谷幸喜さん、主演が菅田将暉さん、ヒロインが二階堂ふみさんというだけでも十分話題性抜群。

そこに神木隆之介さんや浜辺美波さん、市原隼人さんなど、主役級の俳優たちがそろえば、どうしても“名作を期待してしまう”のが視聴者心理です。

結果、1話目が少し静かなスタートだったことで、「もっとテンポよく展開すると思っていた」「想像していた三谷作品と違う」と感じた人も。
いわば、期待が高すぎたからこその“ギャップ”が、初回の評価を少し下げてしまったともいえます。

2話以降は“三谷節”が本領発揮! 1話で離脱はもったいない

2話以降では、徐々に登場人物たちの個性が整理され、物語のリズムもぐっと軽やかに。

「やっと三谷ワールドが来た!」「テンポも掛け合いも最高」とSNSでもポジティブな声が増え始めています。

実際、回を重ねるごとにどんどん面白くなっているのは確かだと思います。

キャラクターの関係性や“芝居を作る人たちの葛藤”が丁寧に描かれ、笑いの中に人間ドラマが見えるようになってきたのもこのあたりから。

1話で“ちょっと合わないかも”と離れてしまった人には、「そこから面白くなったのに…!」と思わず伝えたくなる展開が続いています。

後半の視聴率に期待! 巻き返しのチャンスはまだある

現時点では数字の上では苦戦気味ですが、作品そのものの完成度は回を追うごとに上がってきています。

“静かな始まりから徐々に盛り上げる”のは三谷作品ではよくある構成。むしろ、後半に向けて一気に評価を覆す可能性も十分ありそうです。

SNSでも「今期で一番じわじわハマる」「やめようと思ったけど、気づけば毎週見てる」といった声も増加中。

最初の印象で離れてしまった人も、今から見直してみると新しい発見があるかもしれません。

裏番組が「ESCAPE」


視聴率を取るうえで裏番組の存在を忘れてはいけません。

「もしがく」の裏番組には桜田ひよりと佐野勇斗主演の「ESCAPEそれは誘拐のはずだった」が放映されています。

放送前は、話題性から「もしがく」の方が視聴率はとれると思われていました。

実際、第1話は「もしがく」5.4%、「ESCAPEそれは誘拐のはずだった」4.7%と「もしがく」の方が高い数字でした。

しかしながら「もしがく」はその後じわじわと視聴率を3%台まで落としていますが、「ESCAPEそれは誘拐のはずだった」は決して高い数字ではありませんが、4%台をキープしています。

「ESCAPEそれは誘拐のはずだった」が思ったよりも健闘した結果、視聴者が分散してしまったとも言えるのではないでしょうか。

まとめ

話題のドラマ「もしがく」の視聴率が低い理由についてまとめてみました!

  1. 『もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう』視聴率
  2. 第1話は“エピローグ的”構成でちょっと失速?
  3. 「三谷幸喜×豪華俳優陣」ゆえのハードルの高さ
  4. 2話以降は“三谷節”が本領発揮! 1話で離脱はもったいない
  5. 後半の視聴率に期待! 巻き返しのチャンスはまだある
  6. 裏番組が「ESCAPE」

静かに始まった物語は、回を重ねるごとに確実に深みを増しています。

三谷幸喜ワールドを知る人ほど、後半の展開に“らしさ”を感じるはず。

1話で止めてしまうには、あまりにももったいない――そんな作品です。

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